ベトナムは食品安全違反に対する初の有罪判決を下した

ホーチミン市の裁判所は、金曜日、食品安全規則に違反したとして男性に実刑を言い渡しました。これはベトナムでの食品に関する犯罪に対しては初の有罪判決です。

Thu Duc地区で農産物を加工する施設を運営しているサン氏は、登録していないサプライヤーから購入した化学物質で毎日新鮮な野菜を大量に漂白していたことが判明しました。

その施設の商品をテストしたところ、高レベルの亜ジチオン酸ナトリウムと硫酸ナトリウムが検出されました。これらの物質は消化器系に悪影響を与える可能性があるため、ベトナムの食料生産では使用が禁止されています。

サン氏は、2017年1月から2018年4月までの間、野菜の漂白を行っていたとして1年半の刑を宣告されました。

食品衛生の問題は国民の間では最大の懸念事項であるにもかかわらず、ベトナムで食品安全違反に対して有罪判決が出たのは初めてでした。

今年、市場調査会社Indochina Researchがハノイとホーチミン市で300人を超える人々に対して調査を実施しましたが、回答者の86%が食品の安全を一番の懸念事項だと回答したとのことです。

一般統計局によると、ベトナムでは昨年、食中毒が84件発生したことを報告し、3174人はその後体調が回復したものの、11は死亡したということです。

今年においては、58件の食中毒がベトナム国内で発生し、1,668人が体調不良を訴え、そのうち9人が死亡しました。