美味しいベトナム就職の淹れ方

-元 函館珈琲店 店主がベトナムよりお届けします-

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ヘルシー志向のベトナム人に肥満の人が増加

ケンタッキー・フライド・チキンやバーガーキングなどのファーストフードチェーンが発展途上国にどんどん進出してきており、新しいジャンクフードのお店で食べる機会が増えた市民の肥満率が上がってきつつあります。

ジャンクフードの波は確実にベトナム全土に押し寄せてきています。しかし、今はさらに新しい波がベトナムには来ているのです。ベトナム人は最近ヘルシー志向の人が増え、健康的な食事を求めるようになってきているのです。しかし、実はこれはとても皮肉な話なのです。

この今のベトナムにおけるこの皮肉な傾向を一番分かりやすく説明してくれる例は砂糖です。ベトナム人は、毎日大量のアイスクリームや飴を食べるということはありません。もちろん一部の人でそういう人達もいるとは思いますが。その代わりに、彼らは、フルーツジュースや甘いヨーグルトなど、一見大量の砂糖が含まれていないように思える食品をよく購入しているのです。確かにフルーツジュースやヨーグルトなどのパッケージには、「ヘルシー」「健康的」などという表示が記載されています。

この食事に対する思考の変化は、ベトナム全土に起こっているものの中でごく一部です。以前は野菜や卵を直接農家から購入していた市民に対し、すぐに食べられる即席の加工食品などを販売しています。この変化は、明らかにビジネスチャンスです。例えば、「Nutifood Nutrition Food Joint Stock Company」は最近、フィッチレーティングスからB +の債務格付けを取得しました。フィッチレーティングスは、ベトナム人がより多くの健康食品を購入することで「Nutifood Nutrition Food Joint Stock Company」が大幅な利益を得ると予測しているために、このような高い評価を下しました。

フィッチ・レーティングズはまた、「政府は、栄養失調と発育不良の問題の解決に取り組んでおり、その水準は世界基準では高い基準を維持しています。我々は、ベトナムにおける高い出生率を見込んでおり、消費者が栄養の高い健康的な食事を求めているため、Nutifoodの製品、特にすぐに飲める缶やペットボトル入りの飲料の需要が増え続けていくでしょう。」と格付けの予想について説明しました。

Nutifoodやそのライバル企業は、牛乳や乳製品を扱っていますが、ベトナムの伝統的な食事ではバランスの取れた栄養を取るのが難しいと主張しています。ベトナムは国を挙げて、長年にわたり、次の世代の若者がより背が高く、骨がより強くなるように、子供たちに牛乳を与えることを奨励してきました。 しかし今日、肥満は栄養不足よりも大きな問題であり、2010年から2014年にかけて肥満率が38%も増加しました。これは東南アジアで最高の肥満率です。 そのため、ベトナムでは「栄養不足」という言葉ではなく「栄養不良」という用語を使用するようにしています。

他の地域では、うま味調味料と塩などは、ベトナム料理では非常によく使われる魚醤油と醤油に多く含まれており、そういった塩分とうま味調味料がたくさん含まれている調味料を過度に使用するなど、健康的な食事に対する認識が低い地域もあります。 ただし、砂糖が多く摂取され始めたのは最近の傾向です。 企業は、数十年にわたって合併症の原因は、砂糖ではなく脂肪にあるという主張をしてきました。そのため、ベトナム人は、食べ物や飲み物に疑いもなく、甘味料を加えるようになりました。カフェに行き、コーヒーやマンゴージュースを注文すると、ウェイターは客に尋ねることなく、機械的に砂糖を飲み物の中に入れます。インドネシアではこういうジョークがあります。「砂糖入りのお茶というよりも、お茶の入った砂糖を飲んでいる」というものですが、これはベトナムでも通用しそうです。

ペプシやマクドナルドといった企業は、食事よりも運動を推進してきました。ベトナムでは健康的な食生活をする人たちが減少してきています。田舎から都会に出てきた人たちは、肉体労働ではなく、会社勤めをするようになってきています。歩く人は減り、わずかの距離でさえもバイクに乗っていきます。確かにあの暑い中、歩道もない道路を歩くのは大変なことなのでバイクで移動するのも理解できます。それに加え、最近ではウーバーのような食べ物や飲み物をデリバリーしてくれるサービスがよく使われるようになりました。研究者は、「運動と食生活が健康的な生活には不可欠だ」と述べていますが、健康により大きな影響を及ぼすのは食生活なのです。

「ベトナム人はいまだかつてないほど健康に気を使うようになっている」とNielsenのベトナム支社長のLouise Hawley氏は話してくれました。

ベトナムで増加している健康への懸念は、栄養だけでなく、大気汚染、水質、クリーンなサプライチェーンにも関係しています。 Nielsenの調査では、健康が第2四半期にベトナム国民の最大の関心事項になり、雇用保障、生活費、ワークライフバランスを上回るという結果が出ました。 「最近のベトナム人たちの汚染への関心や消費者意識の高まりもあり、2019年第3四半期もベトナムの消費者にとって健康は引き続き最大の関心事であると予想されます。」とLouise Hawley氏は話してくれました。